小倉の里エリア
小倉の里エリア
POINT 1
果たして住宅は必ずしも陽当たり良好である必要があるだろうか。周囲の樹木や土地の傾斜にも陽当たりが影響を受け易い軽井沢では敢えて北向きに建てたらどうだろう。選んで植えた樹木や景色を順光で楽しめるという大きな大きなメリットを享受出来る。
そんな事を考えて建てたのがこの家だ。北側に大きなウッドデッキを配置し、昨今気温上昇気味の夏も快適に過ごせて、更に敷地の接道が南側の為プライバシーを確保し易いというおまけ付きだ。
もちろんリビングにはそこそこの陽当たりは求めた。但し「そこそこ」で充分とし、懸念される厳冬期の寒さは断熱性・気密性を高める事によりカバーする。
POINT2
この家の平面プランは「へ」の字形状となっている。パブリックな空間であるリビングダイニングキッチンとその他の部屋(寝室・トイレ・浴室等)への繋がりを壁や建具で分けるのでは無く、そのエリアに入る廊下から平面的に30度曲げている。これによりソフトな空間分けが演出出来ていると考える。
もちろん、だからと言って色味や素材に手を抜く事なく、御所有や購入予定の家具に合わせた内装のデザインを行った。